珍道中
〜伊豆編・その3〜
何だか良くわからなかったけどそれなりに満足した食事が終わり、
次の目的地であろう滝(これまた名前は伏せます)に向かう参加者ご一行様。
バスで数十分走ったところのあるその滝は、観光スポットということもあり、観光客が大勢いる。
30分と言う限られた時間の中で、各々散策に出かける。
せっかく来たのだから滝を見ようということになり、階段を下る。
しかし、10メートルほど歩いたところで、お婆様にこう切り出してみた。
「ばあちゃん、滝までだいぶ歩くよ。下まで行く?」
間髪入れずに、
「やめる。」
潔いです、お婆様。
下から上ってきた人を見ると息を切らしている方多数。
そりゃ、やめたくもなるわ…
来た道を戻り、土産物売り場を物色。
特に買うものもないのにひたすら店内をグルグル回る2人。
こうしていても仕方が無いので、添乗員さんが言っていた「わさびジェラード」を購入すべく列に並ぶ。
お婆様に食べるか聞くと、「要らない」と言われる。
仕方が無いので、一人列に紛れ込む。
ここで重要なことに気付く。
わさびソフトって美味いの?
わさびは食べることが出来るのである。
しかし、「わさびソフト」という甘いと辛いのコラボレーションがどんなものか想像がつかない。
悩む…
しかし、並んだ列は徐々に自分の番を迎えようとしている。
止めてみる。
冒険心の無い、根性なしである。
(せめて慎重派と言っていただきたい。)
スタンダードに牛乳味のジェラードにしてみる。
これがまた
美味
。
バスに乗り込み、ジェラードを食していると時間が来たのかバスが出発。
本来ならここで土産物売り場に向かうのだが、添乗員さんの計らいで東司の神様が祭られているお寺へ向かう。
平たく言えば
『便所の神様』
だね。
そこで売っている土産物のパンツを履くと、年を取ってから下の世話にならないと言われている結構有名なお寺。
「年とってから下の世話になりたくないねぇ」
とお婆様。
貴方、いったい幾つまで生きるつもりですか??
(長生きはしてほしいですよ。もちろん、そう願っております)
そこで少しムカつくことがあったのだが、何があったのかは省略。
しかし、まあ、静岡県人って商売下手だと言われるけど、あそこまで行っちゃうと手が付けられようが無いね。
まあ、あんな店には誰も行かないと思うけど。
話は変わって、そこで売っている草餅が非常においしい。
昔ながらの草餅で、よく延びる。
美味しくいただきました。
お婆様もお土産として購入。
さっきから食べてばかりだなぁ…と暢気に思いつつ、バスに乗り土産物売り場へ。
特に買うものもなく店内をウロウロして時間を潰す。
地元に売っているものを土産に買うほど野暮じゃないです。
伊勢エビを発見するも、値段を確認してからスルー。
だって、財布は家の中。
特に何することもなく時間を潰し、集合時間が来たのでバスへ。
両手いっぱいに袋を持つ同乗者を見て、「おばちゃん達、良くもそんなに買うものがあるなー」と2人して感心。
ええ、所詮、財布を家に忘れた貧乏人ですとも。
財布があっても買わないけどね。
バスに揺られ、フェリー乗り場に到着し、一応の解散を迎える。
とはいっても、フェリーを降りるまではみんな一緒なので挨拶程度で終了。
フェリーに乗って地元に帰り、迎えにきた母上の車に乗って帰宅。
何とか無事にミステリーツアーは
終了
したのである。
帰宅後、お婆様は自分が買った土産の椎茸と草餅を、
"要らない"
と言う我が家の主張をはねのけ、
ご丁寧に半分ずつ分けて帰ったと言う素晴らしいオチ付きである。
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