万博珍道中 その3



母上に頼まれていた万博のツアーのチケットを引き換えに行った時のことです。



紆余曲折を得て、何とか無事に旅行が出来ると安心したのも束の間。

引き取って来たチケットを前に、1から説明しなくてはならないという憂鬱がウメモリを襲うのです。




旅行会社に着き、順番を待つこと数10分。ウメモリの順番が来ました。


チケットの確認をし、残金を支払います。



担当のお姉さんがササッと電卓を叩き、

『4000円のお返しになりますので、少々お待ち下さい』


























ボーッと待つ。

























ボーッとしているので、脳みその回転数もアイドリング状態











いつもより4割減。














再びお姉さん登場。




『何かわからないことがありましたら、遠慮なくお電話下さいね』





笑顔で見送られ、上機嫌で店を出る。









脳みその回転数は上がらず、そのまま次の用事をこなすために車を走らせる。





相も変わらずアイドリング状態。





次に行った店先で、支払いをしようと財布を見てふと頭をかすめる…































あれ?さっきお釣り貰った?






























思い出せない……















たった15分前のことなのに、思い出せない……














店に電話をかけてみるも“営業時間外です”のアナウンス。








つれないなぁ…











そんなこと思っている場合じゃない。



4000円だよ4000円。




たかが4000円、されど4000円だよ。


うまい棒400本分だよ。


チロルチョコ400個分だよ。


大人買いできちゃうよ。って、基準が違うから。

















何で10円単位……(凹)





次の日、所在不明の4000円の為に恥を忍んで旅行会社に電話をかけてみる。



すると、



























『申し訳ございません。どうやら、渡し忘れてしまったようです』





















それってあって良いことなの?






怒りより先に呆気にとられた





ウメモリがボーっとしていたのも悪いので、仕事が終わったら取りに行くことを伝えて一件落着。




お釣りの貰い忘れに気遣いないウメモリと、渡し忘れに気付かない店の人



ある意味(間違った意味で)波長があってしまったに違いない。





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